右のサイドの髪がハネる!右の襟足の髪がハネる! の問題について

どれだけ頑張ってブローをしても、
必ず髪がハネる場所、ありませんか?
ほかの部分は思う通りの仕上がりなのに、
一箇所だけ、まるで寝ぐせのように跳ねている・・・
気になりますよねー
その原因・・・実は・・・・・・「つむじの向き!!??」
・・・・・なのです。
一見すると、ハネている場所には
まるで関係なさそうなんですが、
そこで今回は、なぜつむじが髪のハネと関係するのか?
そして、その対処方法を紹介します。
※ヘアスタイル、髪の癖によってはこの限りではありません
●片側の髪だけがハネる!実はつむじの巻きの方向に原因があった。
お出かけ前、出勤前、スタイリングを終えて
「よし完璧❣️」と思いきや
家を出て1時間後ふと鏡を見たら・・・
「どうしてハネてるのょぉぉーーーー😭」
しかも右側だけ! ガッカリ・・・ですよね。
両方とも跳ねてくれていたら、
まだ、“そんなヘアスタイルとしておこう” と思えますが、
ほとんどの場合が、右側、人によっては左側だけ
片側だけの髪がハネる原因のほとんどが
「つむじの向き」にあります。
つむじには、右巻きと左巻きがありますが日本人の場合は、
右巻き 〜約63%
左巻き 〜約31%
2つ以上〜約6% と言われています。
大多数の右巻きを例にとると、
つむじから時計回りに毛流れが始まって、
その流れが毛先の向きを決めます。
右まわりに毛流れが出ていると、
右側の根本はつぶれやすくなり、
逆に左側の根本はたちあがりやすくなります。
「根本がつぶれるだけなら、ハネる理由にならないじゃない?」
と、思いませんか?
実は髪の毛というものは、どんなにストレートに見えても
完全に直線ということはなく、
ゆるやかに大きな曲線を描くものなんです。
だから時計回りの毛流れで、つぶれ気味に生えている髪は
毛先にかけてのどこかで反発してハネやすくなります。
もみあげなら、内巻きにしたつもりが前に向かってハネたり、
襟足なら外に向かってハネたりします。
●実際の写真で見てみましょう
お客様に毛流れとつむじの写真を撮らせていただきました(^-^)
ぱっと見は、どちら向きのつむじかが
わかりにくいですが、右巻きです。
右側よりも左側の髪の方が、盛り上がっているのが
なんとなくわかりませんか?
さて、右側のもみあげとつむじです。
今回はこれから縮毛矯正ということもあり
生えグセがわかりやすいと思います。
「ペタッ」 と張り付くような生えグセです。
しっかりと‘”ハネ方向“がわかります。
続いて左側。
根元の髪は自然な方向で、落ちるべき場所に
毛先が収まっています。
左右紛れもなく同一人物です。
右と左では毛流れの方向が全く違うことが
わかって頂けたでしょうか?
●ハネづらくする方法ってあるの?
いや〜〜なハネをなくすためには
まずは、つぶれやすい=ハネやすい根元の髪を
これ以上つぶれやすくしないようにすることが大切です。
●顔まわりの髪のハネ
もみあげや耳まわりの髪の根元が
後ろへ向かって張りつくように生えている場合が多いので、
ドライヤーで髪を乾かすときには、
顔に向かって斜め上(真上気味に)に根元を持ち上げ
つぶれた根元の癖を起こすようにして乾かしましょう。
●襟足の髪のハネ
頭を右斜め下に傾けるようにして
耳後ろから襟足の髪の根元を
前に持ってくるようなイメージで乾かしましょう。
●NGな乾かし方は?
「ハネるのが嫌なのーー!」と、
パワープレイで前から後ろへかきあげるように
ドライヤーやブラシを使って乾かすと、
残念ながら余計にハネます。
また、上から押さえつけるのもNGです。
●では、どうやって?
とにかく髪がハネやすい部分を乾かす時には
髪を後ろから前へ、下から上へと持ち上げるような感じで
ドライヤーを当て、根元の癖を起こしましょう。
*その他にも右巻きのつむじの人に
起こりやすい事は(左巻きの人は反対)
❶右側だけパーマがかかりにくい、又はとれやすい。
❷左側はふんわりするのに右はペッチャンコになりやすい。
❸後頭部の*左側の表面に出る髪がハネやすい。
などが挙げられます。
●普段の生活の中で気をつける事は?
実のところ、生えグセのハネというものは
縮毛矯正や、パーマなどでも
方向性を変える事ができません。
ただし、日頃の何気ない動作が、生えグセに
悪影響を与えていることもありますので、
いくつか注意点を書いてみます。
❶シャンプーをする時にもみあげはしっかりと洗いましょう。
フェイスラインの髪の根元は、
クリーム、ファンデーション、クレンジングetc etc・・
思いのほか色々なものが付着している場所です。
特にファンデーションを、生え際ギリギリまで付けていると、
毛穴が詰まりやすくなり、
生えグセが余計に強くなる場合があります。
クリーム、その他、無意識に生え際まで
つけていませんか?
その割に、シャンプーやフェイスクレンジングをする時には、
シャンプーなら頭頂部、クレンジングなら頬や目の周りを
念入りに行いがちです。
もみあげ、耳周り、襟足も丁寧に洗いましょうね。
❷髪を耳にかける習慣があったり、まとめ髪をしていたら
結びグセと同じく、ずっと髪を耳にかけたり
髪をまとめたりを続けていると、
毛根の向きも少しずつ歪んできて、
ハネやすい状態を作ってしまうことになります。
シャンプーの後には、引っ張られていた根元の髪の向きを、
反対向きに起こすような気持ちで、ドライヤーを当てましょう。
●まとめ
ロングやショートヘアの時には、
それほど気にならなかった生えグセのハネも
肩の位置前後のミディアムスタイルでは
気にせざるを得なくなります。
また、加齢に伴い頭皮が下がってくることによって
これまでよりも、生えグセが強くなったりします。
つむじの巻きは、一生付き合っていかなくてはならないもので
根元の方向性を変えるのは不可能なんですが、
乾かし方、メイクの落とし方、シャンプーの洗い方
などを気をつけるだけで、強いハネも少し改善します。
又、ヘアスタイルによっても、
ハネを出づらくすることも可能です。
いつもいつも気になっている「ハネ」
もしかしたら、つむじのせいかもしれません。
遠慮せず、担当美容師に相談してみましょうね。