糖分と糖質とアスパルテーム

「糖質制限」は昨今、頻繁に聞く言葉です。
“炭水化物がダメ!あれもダメ これもダメ!”
と、ダメダメ情報が多すぎると、
『いったい何が正解なの〜〜〜???』
・・・よく分からなくなってきますよね?
今回は“糖分を抜きましょう!”ではなく
“気をつけたい 糖分、甘味料、そして良質な糖分とは?”
についてです。
精製された白砂糖だけが悪者ではなかった??
精製された白砂糖は、身体に悪い??漂白されているの??
砂糖についてを調べると、ドキッとするような
内容が出てくることがありませんか?
ところで「砂糖』ってどのようにして作られるの?
白砂糖はなぜ白いの? 漂白??
では、砂糖が出来るまでの工程を見てみましょう。
こんな具合で、それぞれ造られていました。
白砂糖は漂白なんてされていませんね。(^-^)
では、どうして『白砂糖』は悪者扱いを
されてしまうんでしょう?
その理由は、
黒砂糖は身体に良い“ミネラルが豊富”なのに対して
白砂糖にはミネラル分が“ほぼゼロ”
と、甘味以外には栄養となる成分はほぼ無いと言うことです。
また白砂糖は「酸性食品」ということもあり、
身体を冷やしてしまいます。
『ただの糖分』として考えた時に、害があるというよりも
『身体に良い成分は、一つも入っていない甘いもの』
と言うことになるのではなでしょうか。
では、本当に白砂糖だけが悪者でしょうか?
世の中には、一般的には『カロリーオフ』とか
『糖質カット』と記載されて、
いかにも健康に良さそうなキャッチコピーの中にも
実はそれとは逆で、むしろ白砂糖よりも
気をつけなくてはいけないものもあります。
『アスパルテーム』という人工甘味料の正体は?
『アスパルテーム』
あなたも1度は耳にしたことはありませんか?
あくまで個人の意見ですが、
“悪魔の甘味料”と呼んでいます。
[アスパルテーム]とは??
アスパルテームは、3種類の原料で造られています。
アミノ酸が2種類、と
メチルエステル結合(メチルアルコール)から出来る
合成の化学物質です。
さまざまなダイエット食品や、どこにでも売っている
甘い飲み物、ソーダ飲料などに使用されています。
先にアミノ酸と書いたように2種のアミノ酸とは
”フェニルアラニン“と”アスパラギン酸“
と言って、本来は食べても安全な成分なんです。
では、何が問題なの??って思いますよね。
問題なのは”アスパルテーム“の成分に
なっている”アミノ酸“そのものではなく
”アスパルテーム“が出来上がるための
”アミノ酸“の量にあります。
簡単に2種のアミノ酸の主な働きです。
●「フェニルアラニン」
脳と神経細胞の間で、情報の橋渡しをしています。
神経伝達物質を作るために欠かせないアミノ酸です。
●「アスパラギン酸」
たんぱく質を作ったり、アンモニアを排出したり
また、旨み成分としても使用されます。
上記の2種のアミノ酸、働きだけを見れば何の問題もありません
むしろ身体に良いことしかないように感じませんか?
自然のバランスを崩した先には・・
下の図は母乳の中の”アミノ酸バランス”です。
色々なアミノ酸の組み合わせで
構成されているのがわかりますよね?
また、肉、魚、卵など一般的な たんぱく質食材も
何種ものアミノ酸が含まれているし、
あなたや私の身体もアミノ酸で出来ていることになります。
そして、そこには必ずバランスがあります。
“アスパルテーム“の原料となっている先に書いた
”フェニルアラニン“と”アスパラギン酸“
肉や魚などでは肉、魚全体のアミノ酸バランスのうち
4%〜5%くらいの割合で含まれます。
そして他のアミノ酸、数種類との組み合わせによって
肉、魚とした存在し、またアミノ酸バランスを
壊すことなく「食品」になります。
その他の食品にもアミノ酸バランスがあります。
ところが”アスパルテーム“では、このアミノ酸バランスが
●フェニルアラニン・・50%
●アスパラギン酸40%
●メチルアルコール10%
となっています。
どういうことなのかと言うと、
”2種類のアミノ酸を人工的に大量に分離させて
自然界では絶対に存在しない比率の状態にして、
化学成分を用いて混ぜ合わせるのです。
さしずめ〈甘い味のする化学物質カクテル〉
の出来上がりです。
アスパルテームの危険性については
色々なサイトで警鐘を鳴らされていますので省きます。
さて、白砂糖と比較してどうでしょう??
自然な作物から、ただ単純に良い成分=ミネラル分を
すっかり無くしてしまった『白砂糖』と、
自然界には存在しない構成と比率のアミノ酸2種を
毒性もあると言われるメタノールと組み合わせた
人工甘味料『アスパルテーム』
2つのうち『どちらを選ぶ?』と問われたら
摂り過ぎれば身体に悪いとわかっていても
白砂糖を選びませんか??
その他に人工甘味料では、『スクラロース』
体内に蓄積しやすい合成化学物質もあります。
安全な甘味とは??
白砂糖を選ぶとは言っても、正直なところ
ただの”糖分の取りすぎ“になりかねないので
なるべくなら避けたい。
「甘味料って全部危険なの!?」
いえいえそうでもありません。。
●キシリトール●
「糖アルコール」と呼ばれるものです。
「人工甘味料」ではありません。
また、「アルコール」と「糖アルコール」も全く違う食品です。
・・・・ややこしいですね〜〜〜・・・・
「キシリトール」はガムなどでお馴染みの物。
聞き覚えがありますよね?
実際の甘さは砂糖ほどではありませんが、
カロリーはちゃんとあります。
適度な量ならば、純粋なキシリトールは
虫歯予防などの効果もあって安全な甘味料です。
ただし、良くも悪くも体内に完全には吸収されないために
この「糖アルコール」が含まれる食品をたくさん食べると
ガスが溜まったりおなかをこわしたりします。
●自然の贈り物 ハチミツ●
良質なハチミツを選ぶとしたら、
やはり未加工の“マヌカハニー”がおすすめです。
未加工のマヌカハニーには、
天然の抗酸化物質、酵素、アミノ酸、ビタミン、ミネラルが
豊富に含まれています。
その他、純粋なブドウ糖、ステビアなども
良質な糖分の仲間です。
〜まとめ〜
健康で好きなものを食べて、楽しく暮らす。
理想ですよね。
あれもダメ、これは危険!・・・と
神経質になりすぎると、何も食べられなくなります。
反対に、“これは身体に良い成分だから!!!”・・と
バランスも考えずに大量に摂っていても
良いことは1つもありません。
糖分もほどほどに、過剰に食べ過ぎなければ
そこまでの「悪」「害」「毒」にはならないものです。
結論:適度に足ることを知る“食べ方 “飲み方“が1番大切。