実はすごい!唾液でできる健康チェック。

普通に生活を送っていると、
ほとんど意識をするこがない唾液。
あなたはどうですか?気にしてます?
唾液には口内の細菌の増殖を抑えたり
口臭、むし歯などのトラブルか
守ってくれるあなただけのスーパー分泌液です。
そのスーパーな唾液を使って、あなたも
日常簡単にできる健康チェックをお伝えします。
● 唾液のスーパーな7つの役割とPHは?
唾液には主に7つの役割があります。
(1) 食べた物を分解して吸収しやすくする働き。
(2) 口の中を守って傷が出来ないようにする。
(3) 細菌から口の中を守る。
(4) 口の中をきれいに洗う働き。
(5) 異物を出そうとする働き。
(6) 口の中を中和してくれる。
(7) むし歯を防ぐ働き。(再石灰化)
この7つの働きをするために必要な、お口の中のPHは?
PH6.8〜PH7.7 くらいの
〜弱アルカリ性が理想的〜
身体の調子が悪い時、例えば風邪気味だったり、
すごく疲れている時って、
唾液がネバネバする感じがしませんか?
そんな時に唾液のPHを測ると、
PHは若干、酸性寄りになっています。
「調子が悪いなぁ〜〜」と感じる時には、
体温を測るよりも唾液のPHをチェックすると
とってもわかりやすいんですよ。
● PHを測る時にはアレを使おう!
こちらは懐かしの「リトマス試験紙」
(小学生の授業で出てきましたね)
通常はパーマ液や化粧品などのPHを測定する時に
使いますが、
これで唾液のPHを測ってみたいと思います。
1〜14までの色別の数字が出ていますね、
数字が小さくなると酸性
数字が大きくなるとアルカリ性
理想は、PH7〜8の弱アルカリ性 緑色の範囲ですね。
● 実際に唾液のPHを測ってみたら?
舌の上に👅唾液を多めに溜めてから
リトマス試験紙を当てます。
(紙を舐めるということなので、少々気持ち悪いです。)
結果 弱アルカリでした。…ホッ(^^)
次に甘い物を食べた直後に、再度トライ
少し黄色っぽい感じに 変わりました。
甘いものを食べると、口内が酸性寄りになるんです。
むし歯になりやすいということがわかります。
少し時間が経って測ると、また緑色に戻っていました。
こうやって、唾液に口の中や歯が守られているんだなぁと
感じました。
● 唾液が少なかったり、酸性寄りだったらどうなるの?
唾液の最高のパフォーマンスは
お口の中のPHバランスを整えることでしたね。
上の写真のように食事の後、
特に糖質を摂った後の唾液は
酸性寄りに傾いています。
唾液が酸性寄りになると?
そう 口臭、 むし歯 、歯周病、その他の
健康を害することの原因になりやすいのです。
日頃から良く噛んだり、
食事の後は必ず歯磨き又は口の中を
しっかりゆすいだり、
少し気をつけるだけで口内の
PHバランスを整えることができます。
〜まとめ〜
唾液は年齢とともに減っていきます。
日頃からこまめな水分補給や、舌を動かしたり
食べ物を良く噛むなどをして、
唾液がしっかりと出るようにしましょう。